さて、焼き菓子メニューの定番と言えば、やはり「パウンドケーキ」は欠かせませんね。
Gratbrownでも、いろんなパウンドケーキをお出ししています。
「マーブルチョコパウンド」とか、長いので「ケーキ」は省略させて頂いていますが。
さて、このパウンドケーキの「パウンド」って何でしょうか。
おおよそ予想はつきますね。
日本語読みでは「ポンド」という重さの単位ですが、「ポンドケーキ」とは言わずに、「パウンドケーキ」という発音が一般化しました。
「ポンド」だったり「パウンド」だったり、日本人の和製海外用語ならではの、不思議ないい加減さですね( ´∀` )
という訳で、一応、パウンドケーキのご説明をご紹介しておきます。
パウンドケーキの由来
パウンドケーキは、伝統的な焼き菓子の一つで、名前の由来は、その原材料の分量にあります。
もともと、小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンド(約450g)ずつ使って作られていたため、「パウンドケーキ」と呼ばれるようになりました。このシンプルなレシピは、18世紀頃にイギリスで生まれ、のちに世界各国でアレンジされていきました。
パウンドケーキの特徴
- 基本材料
小麦粉、バター、砂糖、卵の4つの材料を同量ずつ使うのが伝統的なレシピです。 - テクスチャー
重めでしっとりした食感が特徴で、切り分けやすく、保存も効きます。 - 味
シンプルな甘さがあり、バターのリッチな風味が際立つケーキです。基本の味をベースにして、フルーツやナッツ、チョコレートなどの具材を加えるアレンジも一般的です。
パウンドケーキの歴史
- 18世紀のイギリス
パウンドケーキは、イギリスで18世紀頃に生まれました。
当時は、材料の計量器具が普及していなかったため、簡単に覚えられるこの「1ポンドずつの配分」が家庭の料理で重宝されました。 - 各国でのアレンジ
パウンドケーキのレシピは、フランス、ドイツ、アメリカなど各国で広まり、それぞれの国の食文化に合ったアレンジが加えられました。
フランスでは「ケーク」と呼ばれ、フルーツやリキュールを加えたものが一般的です。
アメリカでは、材料の分量を少し調整したり、ベーキングパウダーを加えることで、より軽く仕上げるバージョンが好まれることもあります。
現代のパウンドケーキ
現在では、基本のレシピに加えて、さまざまなアレンジが楽しまれています。
例えば、レモンやオレンジなどの柑橘系の風味を加えたもの、チョコレートやココアを使ったもの、ラム酒やバニラエッセンスを加えたものなど、バリエーションは豊富です。
また、形も長方形の型で焼かれることが多いですが、丸型やハート型のケーキとしても作られることがあります。
パウンドケーキは、シンプルながらもリッチで飽きのこない味わいで、幅広い世代に愛されているお菓子です。