今回のテーマはカフェラテです。
一般的な、カフェオレとカフェラテにはどんな違いがあるのかまとめてみました。
まずはカフェラテについて説明します。
カフェラテ(Caffè Latte)
カフェラテは、エスプレッソとスチームミルクを組み合わせたイタリア発祥のコーヒードリンクです。
主要な要素
1.エスプレッソ:
カフェラテのベースとなるコーヒー。
濃厚で強い風味を持つコーヒー。
2.スチームミルク:
エスプレッソに加えるミルク。
スチームミルクは温められ、細かい泡が混ざっています。
3.フォームミルク:
カフェラテのトップに少量のフォームミルクを乗せることがあります。
フォームミルクはスチームミルクを作る過程で生じる軽い泡です。
作り方
1.エスプレッソを抽出:
エスプレッソマシンでエスプレッソを抽出します。
通常、シングルまたはダブルショットのエスプレッソを使用します。
2.スチームミルクを準備:
スチームワンドを使用してミルクを加熱し、微細な泡を作ります。
ミルクの温度は約65〜70℃が適温です。
3.エスプレッソとミルクを組み合わせる:
抽出したエスプレッソにスチームミルクを注ぎます。
トップに少量のフォームミルクを加えることもあります。
比率
エスプレッソ: 1部分
スチームミルク: 3〜4部分
味と風味
カフェラテは、ミルクの甘さとエスプレッソの濃厚な風味がバランスよく調和したまろやかな味わいが特徴です。
ミルクの量が多いため、コーヒーの苦味が和らぎ、口当たりが滑らかになります。
他の類似ドリンクとの違い
カプチーノ: カフェラテと似ていますが、フォームミルクの量が多く、全体的に軽くて泡立ちのあるドリンク。
フラットホワイト: エスプレッソとスチームミルクを少量使い、薄いミルクの膜のような層を作ります。カフェラテよりもエスプレッソの風味が強い。
カフェラテは、そのまろやかな味わいと飲みやすさから、多くのコーヒー愛好者に人気があります。温かい状態で提供されることが一般的ですが、アイスカフェラテとして冷たいバージョンも楽しむことができます。
因みに「ラテ(Latte)」というのはイタリア語の「ミルク」です。イタリアで「ラテちょうだい!」って頼むとただのミルクが出てくる可能性が高いので気を付けてくださいね。
では、次に「カフェオレ」です。(アイス・カフェオレもありますが、以下はホットのカフェオレの場合です。)
カフェオレ(Café au Lait)
1.ベースのコーヒー:
ドリップコーヒーがベース。
フランス式の淹れ方では、濃いめに抽出されたドリップコーヒーを使用。
2.ミルクの量と種類:
温かいミルクを使用。
コーヒーと温かいミルクの比率は1:1。
3.作り方:
ドリップコーヒーに温かいミルクを等量注ぐ。
4.風味とテクスチャ:
マイルドで優しい味わい。
ドリップコーヒーの風味が際立つ。
というわけで、2つの違いをまとめてみました。
主な違い
1.コーヒーのベース:
カフェラテ: エスプレッソ
カフェオレ: ドリップコーヒー
2.ミルクの種類:
カフェラテ: スチームミルク※
カフェオレ: 温かいミルク
3.比率:
カフェラテ: エスプレッソ1に対してスチームミルク3〜4
カフェオレ: ドリップコーヒー1に対して温かいミルク1
まとめ
カフェラテは、エスプレッソとスチームミルクの組み合わせで、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。
カフェオレは、ドリップコーヒーと温かいミルクの組み合わせで、マイルドで優しい味わいが特徴です。
どちらもコーヒーとミルクを使った美味しい飲み物ですが、ベースのコーヒーとミルクの種類、そして比率が異なることで、風味と口当たりに違いが出ます。
「スチームミルク」って何?と思われた方、次回のブログにて。